今回はカナダ留学生のレストランのバイトについてです。
私の仕事のレストランのキッチンアシスタント、ディッシュウォッシャー(簡単に言うと皿洗いです)とは何をするのかを書いていきます。
また気になる給料事情や、チップ等のお金の面にも触れていきます。
Contents
カナダのレストランで働いている理由
なぜレストランでバイトをしているかというと、「そこしか採用してもらえなかった」からです。バイト探しに関してはこちらの記事でも書いているので読んでみてください。
簡単に言うと「英語が堪能じゃない留学生」「まかない等の食事が欲しい」「日本での飲食バイト経験がある」という理由からレストランでのバイトを探してました。
カフェも同時に探していましたが、英語とカフェ未経験という面でダメだったのかなと思います。これはタイミングもある話だと思うので、自分が仕事を探していた時を振り返るとこのようになります。
「なぜバイトをするのか?」と考えた時に、「お金が欲しいから」が理由でした。なぜならお金が十分にあるならば働きませんからね。
その上で「どうやって多くのお金を稼ごうか」を考えました。もちろん現時点で自分の出来る事の範囲内になります。
例えばなるべく時給の高いお店、働いた分だけしっかり払われる環境を選べば、バイトに使う時間がそのままお金に変わると思いました。
もちろん「今までやったことない経験をする」のも大事で、その意味も込めてカフェも応募してましたが、ほとんどレジュメを配って終わりというパターンでした。
カフェ探しで粘るのもよかったですが、自分の目的を振り返った時に「カフェの経験よりお金」だったので、ある程度応募して、ダメなら諦める精神でした。
その時採用してもらった地元レストランで働いてます。
ジャパレスと呼ばれる日本の料理を提供する所を、「英語環境が良い」を理由に選びませんでしたが、それもこのバイトになった理由の1つになります。
レストランの給料事情
バイトを探していた時のキッチンアシスタントやディッシュウォッシャーの平均時給は15.20ドル(2022年3月現在)でした。これがバンクーバーの最低時給で、これより高いところを探しました。
たまに16ドルというのもありましたが、17ドル18ドルあたりで募集をしているところはほとんどなかったです。
※あったとしてもフルタイム(週に40時間)の募集だったので、私は応募出来ませんでした。
しかし驚いたのは、バイトの給料は”自己申告もしくは交渉”という点です。
どういうことかというと、面接してから初日の働き終わるまでは相手側から「あなたの給料はこれね」とは言われませんでした。
もちろん面接時に希望額を聞かれてので答えましたが、そこで「確定」という雰囲気ではなかったです。過去の日本のバイト経験から、あらかじめそれが設定されたうえで応募、募集を双方がしている感覚だったので、そこの違いに驚きました。
そして2回目の出勤でその話を自分からして、「給料を確定させよう」としました。
私の中ではこの仕事で16ドルは普通もしくは安い、18ドル以上は高いという印象があったので、その間の17ドルで提案しました。
すると、そのままその提案が通り、今は時給17ドルで働いています。
「18ドル以上も言えたかな?」と思う時もありましたが、「海外で初めてのバイト・給料交渉経験も無い・どちらかと言えばこちらが選ばれる側(留学生という立場)」だったので、17ドルはそのバランスが良かったかなと言い聞かせてます。
次に似たような状況があれば、この経験をもとに交渉が出来そうですが、異国の地で外国人として見られている自分が「19ドル、20ドル欲しい」などと言ったらダメだったのかなとも思います。
言ってみる価値はありそうでしたが、初めてのバイトをゲットしたので、可もなく不可もない金額に落ち着かせました。※それで何かトラブルになったら嫌だったので
職種や本人の経歴によって「いくらでも変わる・交渉出来る」と思ったので、これも良い経験になりました。
基本給が17ドルで、また2週間に1回チップとして約100ドル貰えます。
同じレストランでも”サーバー”と呼ばれる仕事はもっとチップが高く、合計金額も多い印象ですが、初めての海外バイトでこの待遇は悪くないかなと思っています。それに皿洗いなので、それに見合った金額な気もします。
実際の仕事内容について
では仕事内容は何かを書いていきます。「キッチンアシスタント・ディッシュウォッシャー」と聞くと「100%皿洗い」というイメージが湧きます。
実際は皿洗い7割、簡単な食材の調理3割といったところです。
まずは皿洗いからですが、厳密に言えば私の手ではなく「機械」が洗います。その為私の仕事は皿を食洗機に入れていく仕事になります。※これは実際の仕事に近い写真です。
単純作業は変わりませんが、1枚1枚手で洗っているわけではないので、そこまで大変ではないですが、量が多いと立ち疲れます。
残りの3割の簡単な調理ですが、ジャガイモを洗ったり、皮を剥いたり、エビの殻を取ったり、カキを開けたりなどです。
調理の中でも準備段階の様な、少し練習すれば誰でも出来る様な作業がほとんどです。
メインの料理はフルタイムで働いているシェフがやるので、そのお手伝い・それ以外の簡単な調理に携わる事があります。
キッチンという事で、閉店時間の1時間30分後に帰れる日が多く、掃除等もあります。
基本的には誰でも出来る仕事の印象が強く、レストランでもキッチンでバイトを探せば職探しは簡単な気がします。
しかし、給料の平均は低い部類に入ると思うので、高いお店を狙って探そうとすると少し大変です。タイミングも関係してくると思うので、面接や初日の給料交渉のタイミングで上手く提案してみて下さい。
キッチンの人数は10人ほどで、シェフはサーバーとのやり取りが頻繁にあります。皿洗いの立場ではそこまで仕事関係の話をする事はありませんが、たまに「おしゃべり感覚」でサーバーとも話せるので、忙しくないタイミングでネイティブ達と話をしてます。
キッチンにカナダ出身の人はいなくて、移民や留学生で構成されています。ここでの出来事や、この状況が生む事などは別の記事で触れますので、そちらも読んでいただけると幸いです。
※記事は作成中です。
最後に、キッチンで働く際には制服等の他にキッチンシューズが必要になります。これは3000円くらいで買えるので、バイトが決まってから用意すれば大丈夫です。(面接時などに確認しておきましょう)
最後に
今回はレストランの給料と仕事内容に焦点を当てて書きました。
異国の地で仕事を見つけるのは簡単ではなく、留学生だから色々体験出来るのもありますが、現地の本当に人が欲しい企業やお店からすると、「短期な留学生」より「長期も可能な現地人」を好む場合もあります。
バイトを選んでいるつもりでしたが、カナダに来てる時点で「自分が選ばれる立場」にある事を改めて実感しました。英語が堪能であればまた状況は違うと思いますが…。
他の記事で仕事中にあった嫌なこと、レストランで働くメリット・まかない等に触れてますので、ぜひそちらも読んでみて下さい。※作成中です
今回もここまで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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